年間活動記録 2021年度

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3月31日 大学院生が第95回日本細菌学会総会で優秀発表賞を受賞
佐々木優香さん(博士前期課程、分子微生物学研究室)が、“大腸菌O157株がもつトキシン-アンチトキシン系ECs3274-ECs3275の解析”と題した口頭発表を行い、“優秀発表賞”を受賞しました。本賞は、優れた発表を行った若手研究者や大学院生に授与されます。







3月24日 卒業式と卒業生・修了生との記念撮影
今年度はさいたまスーパーアリーナで卒業式・修了式が挙行されました。これに先立ち、3月23日には卒業生と修了生、学科教職員の記念撮影を行いました。分子生物学科・コースを巣立つ皆さんの今後の活躍を期待します。

2月15日-17日 卒業研究発表会と修論発表会の開催
理学部分子生物学科の卒業研究発表会(2月16,17日)と博士前期課程分子生物学コースの修論発表会(2月15日)を開催しました。オンラインでの開催となりましたが、卒業研究の1年間または博士前期課程の2年間の研究活動の集大成として、パワーポイントで口頭発表し、活発な質疑も行われました。  

1月31日 高橋朋子助教のウェブインタビューが公開
セコム科学技術振興財団・挑戦的研究助成の研究者インタビューが公開されました。 研究テーマである、ヒトでもRNAによるRNAを標的とした免疫が作用するのか(ヒト細胞におけるmicroRNAの抗ウイルス作用)についてのインタビューです。  https://www.secomzaidan.jp/challenge/interview/life/10-takahashi/index.html

12月18日 埼玉大学 科学者の芽育成プログラムの冬休み集中講座で教員が講演
山口准教授が、埼玉大学科学者の芽育成プログラムの冬休み集中講座で、「植物の形作りに重要な遺伝子の話」というタイトルで講演しました。当日は、小学校4年生から中学校3年生まで20名以上の参加がありました。専門的な話は最小限に留めて、植物の形作りに重要な遺伝子が正しく働かなくなると、通常とは異なる姿になってしまうケースをたくさん紹介しました。

12月8日-14日 国際会議 12th International Plant Cold Hardiness Seminarを開催
植物の低温適応に関して幅広く議論する12th International Plant Cold Hardiness Seminar (12th IPCHS)が、高橋大輔助教(Chair)を含む15人の研究者をオーガナイザーとして開催されました。この会議は1977年から3-4年毎に開催されており、今回ははじめてのオンライン開催となります。この国際会議はアバターになってバーチャル空間を移動できる「Gather」のシステムを利用しており、19カ国134名の参加者は対面開催さながらの研究発表と活発な議論を行いました。また、会期中には世界各国のシニア研究者を講師として、大学院生や若手研究者向けの植物の低温適応に関するレクチャーシリーズも企画しました。

11月27日-28日 女子高校生向けに「サイエンス体験オータムスクール」を実施

大塚准教授が、令和3年度採択の国立研究開発法人科学技術振興機構「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の一環として、女子高校生向けに体験実習を実施しました。4名の参加者に対して、ウイルスへの理解を深めるために、講義を行い、さらに細菌に感染するウイルスであるファージを用いてウイルスの定量実験を行いました。

日原教授は「女子大学生・大学院生と語ろう!」ワークショップを開催し、18名の女子高生が参加しました。生物・物理・化学・・数学・工学など様々な理系分野で研究している女子大学生、大学院生、助教の7名の皆さんによるプレゼンのあと、グループに分かれて懇談し、女子高生からの様々な質問に答えました。分子生物学コースからは、猪崎風葉さん(博士後期課程、環境応答研究室)と高橋朋子助教が登壇しました。

10月1日 3年生の研究室配属
分子生物学科では少しでも早く第一線の研究にふれてもらうために、3年次の第3タームから研究室への配属を行っています。月曜日と火曜日の分子生物科学実験IIでは、各研究室で教員や先輩に教わりながら、専門性の高い実験を行っています。

9月26日 埼玉県総合教育センター主催のWeb講座にて教員が講義を実施
山口准教授が、埼玉県総合教育センター江南支所が主催する「農業・環境・自然」高校生体験活動の講師を担当しました。当初の予定では、参加者が研究室で実習を体験する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で、Web講座として実 施しました。約10名の参加者に対して、『遺伝子研究と「農業・環境・自然」とのつながり』のタイトルで講義をした後、「開発されて欲しい植物」などについて、参加者全員と議論しました。

9月9日 日本建築学会のオーガナイズドセッションにて教員が研究発表
小竹教授が、オンラインで開催された日本建築学会の2021年度大会(東海)のオーガナイズドセッションで、植物細胞壁に関する研究発表を行いました。建築学と分子生物学は普段ほとんど接点がありませんが、植物がどのように力学的に優れた細胞壁を作るか、という点について、建築学分野の研究者と活発な質疑・討論が行われました。

8月10日 埼玉大学オープンキャンパス2021にて分子生物学科を紹介
埼玉大学のオープンキャンパスで動画のオンデマンド配信による分子生物学科の紹介を行いました。動画の中では、分子生物学科でどのようなキャンパス生活を送り、どのような研究に参加できるか、などについて紹介しています。この動画は、オープンキャンパス終了後も閲覧可能となる予定です。

7月5日 小竹教授が熊本大学との線虫誘引糖鎖に関する共同研究でプレスリリース
体長1 mmにも満たない線虫の中には、土壌中に生息し、作物の根などに寄生して農作物を枯らしたり、商品価値を奪ったりしてしまう植物感染性線虫があり、その被害額は、世界で年間数十兆円にのぼると試算されています。熊本大学を中心とする本研究グループは、サツマイモを始めとする農作物に甚大な被害を与えるサツマイモネコブセンチュウが細胞壁成分である「ラムノガラクツロナン-I (RG-I)」に集まることに着目し、RG-Iの中のL型ガラクトース-L型ラムノ―スという2糖構造が線虫誘引活性に特に重要であることを突き止めました。本研究で線虫誘引物質を明らかにしたことにより、植物と線虫の相互作用の研究だけでなく、線虫トラップ剤の開発という農業的な利用にも貢献できることが期待されます。 参考:埼玉大学・プレスリリース 植物感染性線虫の誘引物質の同定に成功 ―年間数十兆円の農作物被害がある線虫のトラップ剤開発にはずみ―(大学院理工学研究科 小竹敬久教授 共同研究) http://www.saitama-u.ac.jp/topics_archives/2021-0628-1200-16.html

6月27日 国際会議 Plant Cell Wall Biologyをオンラインで開催
植物細胞壁分野の国際会議、The 7th International Conference on Plant Cell Wall Biology (PCWB2021)が、小竹敬久教授(Chair)、山口雅利准教授(Co-chair)、光田展隆連携教授(Co-chair)、大谷美沙都准教授(所属:東京大学、Co-chair)が中心となって、オンラインで開催されました。この国際会議は3年に一度、アジア・環太平洋エリアで開催されている規模の大きなものです。2020年の札幌開催を招致しましたが、コロナ禍で開催できず、1年延期してオンラインで開催されました。PCWB2021には29か国から274名が参加し、多数の研究発表と活発な質疑が行われました。また、優秀な発表を行った学生にPresentation Awardが授与されました。

4月23日 日原 由香子 教授が2021年度長瀬研究振興賞を受賞
日原教授が、“シアノバクテリアにおける新奇脂質合成酵素の機能解析”と題した研究課題に対し、2021年度長瀬研究振興賞を受賞しました。この賞は、公益財団法人長瀬科学技術振興財団が、科学技術の振興を図り、社会経済の発展に寄与することを目的として、有機化学及び生化学等の分野における優れた研究開発に対し授与するものです。






4月2日 令和3年度分子生物学科新入生ガイダンスと交流会
今年度、分子生物学科では42名の新入生を迎えました。4月2日には分子生物学科でのカリキュラムや大学の各種制度・システムに関する新入生ガイダンスを行いました。例年、これにひき続き理学部3号館内の館内ツアーや分子生物学科の教職員による新入生歓迎会を行っていましたが、新型コロナウィルスの感染防止の観点から、これらに代わり、学生・教員相互の自己紹介を行いました。軽食をとりながら懇話することはかないませんでしたが、お互いを知り親睦を深めました。