年間活動記録 2015年度

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2月20日 円谷陽一教授が最終講義で講演
本学科教授の円谷陽一教授が最終講義「どこから来て」「どこに行く」を行いました。着任当初から36年間にわたる アラビノガラクタン-プロテインの研究を特に糖鎖構造解析や糖鎖分解酵素の単離に焦点をあてて講演しました。在学生、卒業生、教職員100名が聴講し、最終講義の後に退職祝賀会も開催されました。


2月 1日 分子生物学科セミナーを開催
東京工業大学・大学院生命理工学研究科の下嶋 美恵 准教授による「リン欠乏に応答した 植物の葉や根における油脂蓄積 」 と題した講演が行われました。

12月1日 大学院生がBMB2015(第38回分子生物学会年会・第88回生化学会大会合同大会)で、“若手優秀発表賞”を受賞
田中尚志君(博士後期課程、分子統御研究室)が、“鉄硫黄クラスター生合成系の完全欠損変異株を用いたISCマシナリーの再検討”と題した発表(口頭+ポスター)を行い、優れた発表を行った若手研究者や大学院生に贈られる”若手優秀発表賞”を受賞しました。



11月25日 東京都立富士高等学校で出張講義を実施
日原准教授が、東京都立富士高等学校で1年生(1回目13名、2回目22名)を対象に「シアノバクテリアの分子生物学 ー基礎から応用までー」と題した出張講義を行いました。生徒の皆さんは熱心に受講されていました。

11月6日 埼玉県立所沢北高校で出張講義を実施
円谷教授が、埼玉県立所沢北高校で2年生約25名を対象に出張講義を行いました。理学部と分子生物学科のカリキュラム、研究活動等を紹介し、糖鎖生物学(Glycobiology)」(副題:血液型の話し)のテーマで模擬授業を行いました。生徒の皆さんは熱心に受講されていました。

10月19日 栃木県立小山高校生を対象に模擬講義を実施
円谷教授が、栃木県立小山高校の2年生約35名を対象に、学内教室で「糖鎖生物学(Glycobiology)」(副題:血液型の話し)のテーマで模擬講義を行いました。生徒の皆さんは熱心に受講されていました。

9月10日~9月18日 西山佳孝教授がタイを訪問
西山教授がタイを訪問し、バンコクのモンクット王工科大学トンブリ校(KMUTT)で大学院集中講義やセミナーで講演しました。この訪問は理工学研究科とKMUTTとの間で部局間交流協定を締結することを目的としました。交流協定は2016年3月に締結されました。












9月17日 分子生物学科セミナーを開催
奈良先端科学技術大学院大学の大津 厳生 助教による「意外と知らない微生物の硫黄代謝、 意外と面白いその応用」と題した講演が行われました。

9月 10日 分子生物学科セミナーを開催
東京農工大学 / 工学(系)研究科(研究院)の養王田 正文 教授による「分子シャペロンsHspの構造と機能」と題した講演が行われました。

9月 9日 分子生物学科・環境科学研究センター 共催セミナーを開催
Frederic Berger laboratory, Gregor Mendel Institute の河島 友和 博士による「受精様式の進化 ー中心体欠損と微小管からF-アクチンへの転換」と題した講演が行われました。

9月 8日 分子生物学科・環境科学研究センター 共催セミナーを開催
基礎生物学研究所の高橋 俊一 准教授による「サンゴの白化は抑えられるのか?」 と題した講演が行われました。

9月 7日 日原由香子准教授が論文賞を受賞
日本植物学会の学会誌であるJournal of Plant Research に、2012年に掲載された論文の中で、最も引用回数の高かった論文として、日原由香子准教授の英文総説が、新潟で行われた日本植物学会第79回大会において、Most-Cited Paper 賞を受賞しました。この総説では、光合成を行う細菌であるシアノバクテリアが、強い光にさらされたときに、どのように光合成機能を調節するのかを概説しています。
受賞・表彰内容等掲載ページのURL: http://bsj.or.jp/jpn/members/information/2015jpr-1.php

7月2日 分子生物学科セミナーを開催
カンザス州立大学生物学科の浅野 桂 教授による「eIF5 類似タンパク質5MP による翻訳制御」 と題した講演が行われました。

6月17日 分子生物学科セミナーを開催
ハンガリー科学 アカデミーBiological Research CentreのAttila Glatz 博士による"Interplay of small heat shock proteins, trehalose and lipids during thermal stress management in the fission yeast." と題した講演が行われました。

5月27日 学術講演会を開催
ハンガリー科学 アカデミーBiological Research CentreのZsolt Torok 准教授による"Membrane Pertuvations affect the expression, cellular localization and function of chaperone proteins"と題した講演が行われました。

頭脳循環プログラム」について
分子生物学科では、若手研究者や大学院博士課程学生の研究能力を高めるために、平成25年度から3年間、日本学術振興会の「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」を実施しています。このプログラムでは海外の4つの大学(米国・カリフォルニア大、英国・ケンブリッジ大、カナダ・ブリティッシュコロンビア大、韓国・POSTECH)と植物バイオマス資源の生産に関する先進的な共同研究を展開しています。以下に派遣先の様子をご紹介します。

イギリス・ケンブリッジ大・生化学科(派遣研究者:小竹准教授) 派遣先のPaul Dupree教授の研究室では、植物細胞壁に含まれるキシランという多糖類の生合成、修飾、分解について共同研究を実施しています。キシランはセルロースに次いで豊富な植物の細胞壁多糖類なので、この研究は植物バイオマスの有効利用に大変重要です。ケンブリッジは町全体が大学のようなところで、築何百年という建物がいたるところで見られます。ケンブリッジでは学生や教員は学科とは別にカレッジに所属します。カレッジでは、学科の教員とは別の教員がチューターとして勉学・生活の面倒をみてくれます。また、様々な学科(例えば、歴史学、建築、生化学など)、の学生が寝起きを共にし、ハリーポッターの世界のようなフォーマルディナーも開かれます。

















韓国・ポハン工科大・生命科学部門(派遣研究者:藤木友紀助教・大鶴真寿美博士研究員)
 Youngsook Lee教授は植物のABCトランスポーターの大家で、植物分子生理研究室(西田生郎教授)とは、脂質の輸送に関わるトランスポーターや油脂蓄積に関する共同研究を長年続けています。今回の派遣では大鶴(2014年度)が光合成産物である糖の輸送に影響を与える転写因子の変異体スクリーニング、藤木(2015年度)は油糧作物のモデルであるカメリナという植物の遺伝子組み換えを行い、種子貯蔵タンパク質の削減による油脂生産強化を目指しています。  ポハン工科大(POSTECH)の大学院は博士、修士課程の一貫コースとなっています。研究室の学生も全員博士の学位取得を目指しているわけですから、研究への意識、意欲はとても高いと感じます。Lee教授の研究室ではアジア各国からの留学生、博士研究員も集い、日々英語(と一部日本語)が飛び交い、国際色も豊かです。日本人留学生はまだ少ないですが、設備と実力は韓国トップクラス。皆さんにも留学先としてお勧めします。(写真下右)

アメリカ・カリフォルニア大バークレー校・植物微生物学科(派遣研究者:中曽根 光 博士研究員) 派遣先のAnastasios Melis教授の研究室では、光合成能向上を目指し、光阻害を受けにくい光受容体サイズを改変した植物の開発を進めています。また、光合成によって得られる炭素を最大限に活用するため、植物を使用しての有用テルペン油脂の生産研究を進めています。テルペン類はその多くが香料や化学薬品の原料になるため、工業的な価値も高く、特に燃焼効率の良いバイオオイルとして期待されています。  バークレーは北カリフォルニア、サンフランシスコ近郊の街です。学生運動が盛んであることで知られており、新しい文化を発信し続けている都市です。カンパニレの名で知られるバークレー校の鐘楼がキャンパスに鳴り響き、一年を通して温暖な気候の中、世界中から集まって来る学生や研究者が芝生に座り込んで活発に議論を交わしています。カフェでは、コーヒー片手にレポートを仕上げたり、スライドをチェックしたり、学生教員隔てなく勉強しています。週末には、研究室の皆と国立公園でハイキングなども良いですね。(写真下左)















4月3日 松岡 聡 助教が『日本遺伝学会第86回大会Best Papers賞』を受賞
日本遺伝学会第86回大会(於長浜バイオ大学)で松岡助教が行った口頭発表「枯草菌SigIの制御における糖脂質の影響」がBest Papers賞に選出され、表彰状と記念品が贈られました。 Best Papers賞は、2001年開催の第73回日本遺伝学会大会(東京)から21世紀最初の大会を記念して始まり、大会における優れた講演に贈られています。優れた研究を褒賞することで意欲あふれる研究を奨励し、遺伝学会の明日を築く人々を鼓舞し、遺伝学の発展に資することを願って設けられた賞です。本大会では191講演中、11講演が選出されました。
受賞・表彰内容等掲載ページのURL http://gsj3.jp/bpggs.html
大学広報URL  http://www.saitama-u.ac.jp/topics_archives/20150403-2.html

4月3日 平成27年度分子生物学科新入生歓迎会
今年度、分子生物学科では41名の新入生を迎えました。4月3日には分子生物学科新入生ガイダンスを行い、それにひき続いて理学部3号館内の実験設備・研究室や研究内容を教員が案内・説明する館内ツアーを行いました。その後、分子生物学科の教職員による新入生歓迎会が開催されました。歓迎会では軽食をとりながら懇話するとともに、新入生や教職員の自己紹介がたっぷりと時間をとって行われ、相互に親睦を深めました。

4月1日 藤城 貴史 助教が着任
3月1日 高橋 拓子 助教が着任
高橋拓子博士は環境応答研究室の助教として着任しました。西山教授と協力し、光合成電子伝達反応のしくみについて研究を進めていく予定です。藤城貴史博士は分子統御研究室の助教として着任しました。高橋教授と協力し、金属タンパク質の生合成について研究を行っていきます。若い二人の今後の活躍に期待しましょう!