年間活動記録 2017年度

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2月5日 日原由香子教授が、平成29年度埼玉大学学長表彰(みずき賞)を受賞
埼玉県内の大学・研究所・企業で活躍する女性研究者間の交流を目的とした「彩の国女性研究者ネットワーク」が立ち上がり、そのキックオフセミナーが開催されました。その席上で、日原教授が今年度新設された「みずき賞」を受賞しました。この賞は、「教育・研究活動に顕著な功績があったと認められ、女性研究者リーダーとして活躍する自然科学系の女性研究者」に授与されるものです。写真左は山口学長。

12月25日~12月30日 仲本準准教授がバングラディシュを訪問
バングラデシュの国際下痢疾患(症)及び保健問題研究所(Icddr,b)と、ダッカ大学を訪問しました。Icddr,bは開発途上国を中心とした健康問題を解決するための研究機関として、数多くの成果をあげてきました。Icddr,bで、ある部門のトップも務めるAsadulghani博士の研究室などを訪問し、研究設備等を見学し、さらに数名の研究員と情報交換し、共同研究の可能性を探りました。Asadulghani博士は私の指導の下、理工学研究科博士後期課程で学び、学位(博士号)を取得されました。Icddr,b訪問後、名門ダッカ大学で開催された国際会議(The international conference on biotechnology in health and agriculture)で招待講演を行いました。講演後、埼玉大学への留学を希望する、会議参加者の大学院学生や大学教員に、留学(申請)に関する説明をしました。


12月14日 恒例のポトラックパーティーを開催
皆で食べ物・飲み物を持ち寄る会ですが、この学科の伝統行事としてすっかり根付いています。各研究室ともメンバー総出で調理をしますが、年々腕が上がっており、開始とほぼ同時にどこの料理も品切れ状態となってしまいます。早期卒研の3年生、非常勤の先生も参加してくれたため賑やかで盛り上がった会となりました。この会でも、学年・立場や研究分野に捉われない研究議論が展開されました。 (写真は、韓国留学した学生達によるダッカルビ準備中の様子)







12月5日  豊田正嗣准教授が、平成29年度埼玉大学学長表彰(学長奨励賞(教育・研究))を受賞
埼玉大学学長表彰は、職務に顕著な功績があった教職員や社会的な功績があった教職員を表彰することを目的として、今年度創設された制度です。 受賞の詳細は 埼玉大学HP ニュース一覧「平成29年度学長表彰表彰式を開催しました」をご参照下さい。 http://www.saitama-u.ac.jp/news_archives/2017-1206-1338-9.html

11月16日 群馬県立渋川女子高等学校生を対象に模擬授業を実施
渋川女子高の1年生40名が参加した大学見学会で、日原由香子教授が「シアノバクテリアの分子生物学 ー基礎から応用までー」と題した模擬授業を行いました。

11月10日  恒例のバーベキュー大会を秋ヶ瀬公園で開催
例年に比べ開催時期が遅くなりましたが、快晴の下、BBQやソフトボールを楽しみました。今年度から早期卒研制度が始まり、多数の3年生が参加してくれたため交流を深めることができました。例年通り、所属研究室、研究分野を越えて研究の議論も盛り上がりました (下は集合写真)。

10月25日~11月5日 仲本準准教授がインドへ出張
埼玉大学Lab-to-Lab Exchange Programとして、インドの主要3大学を訪問しました。これらの大学はすべて、インド国内の大学ランキング上位5校に入るトップ校で、学部教育よりは大学院教育に重点を置いた研究重視の大学です。まず、デリーにあるIndian Institute of Technology Delhi (IIT)のTapan K. Chaudhuri教授(School of Biological Sciences研究科長)を訪問しました。教授は、分子シャペロンの生物物理学的研究で顕著な業績をあげておられます。学科セミナー等を行いましたが、是非埼玉大学と研究交流をしたいということで、来年度の日本学術振興会二国間交流事業に申請することになりました。次に、インド南部のバンガロールにあるIndian Institute of Science(IISc)のUtpal Tatu教授を訪問し、共同研究(交流)の可能性を探りました。教授は、マラリアなどの「顧みられない病気」(neglected disease)における分子シャペロンの研究を先導されています。この大学はTata研究所として100年以上も前に創立された名門の大学院大学です。最後に、バンガロールよりも少し北に位置するハイデラバードにあるUniversity of Hyderabadで開催された国際会議(8th International Conference “Photosynthesis and Hydrogen Energy Research for Sustainability)に参加し招待講演を行いました。この三つの大学を訪問して驚いたのは、学生数はそれほど多くない(埼玉大学と同程度あるいはそれ以下)のに、キャンパスが(おそらくアメリカの大学よりも)広大であるということでした。10月10日~12月17日「JASSO学生派遣プログラム」で韓国のポハン工科大学に留学
植物分子生理研究室(西田生郎教授)の学部4年生の岩崎文也くんが10月10日~11月13日、岡部茉莉子さんが10月31日~11月20日、羽石一輝くんが11月13日~12月17日、韓国ポハン工科大学に滞在しました。Youngsook Lee教授の指導のもと、糖転流に関わる遺伝子のゲノム編集や、シロイヌナズナ種子の油脂解析などの実験に取り組みました。
10月12日~11月15日 「JASSO学生派遣プログラム」で台湾の成功大学に留学
植物分子生理研究室(西田生郎教授)大学院修士課程1年の紙中緑香さん、学部4年生の佐藤有季さん、村松光莉さんが台湾の成功大学に留学しました。Huang Hao-Jen教授の指導を受け、植物の糖転流に関わる遺伝子の発現部位解析や、花成に関わる遺伝子の欠損株の作成を行いました。
9月30日、10月21日 佐藤栄学園・花咲徳栄高等学校生を対象に体験実習を実施
佐藤栄学園・花咲徳栄高等学校の生徒29名が参加した体験実習で西田生郎教授が「油脂の分析—マーガリンとバターの比較」「ラムダファージDNAの制限酵素による解析」の実習指導を行いました。

9月24日 不動岡高等学校生を対象に体験実習を実施
不動岡高等学校の生徒(23名)が参加したSSH体験実習で、高橋康弘教授とTA4名(横山奈央、佐藤紗希子、櫻井理那、林菜々美)が「PCRを用いた遺伝子診断の基礎—アルコール代謝酵素遺伝子の解析—」の実習指導を行いました(写真左下)。













9月20日 外国人研究者と研究交流

イギリス・ケンブリッジ大学生化学科のPaul Dupree 教授が、9月15日~25日まで、細胞壁多糖類に関する共同研究で、植物糖鎖生物学研究室に滞在しました。Dupree先生によるセミナー、植物細胞壁研究者4名とのワークショップ「Workshop on Plant Glycobiology -from glycan chains to transcription factors-」に加えて、研究交流会(写真右上)を開催しました。Dupree教授の招へいは、日本学術振興会の「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム」によるものです。

7月20日 大学院生が国際学会’Plant Cell Wall Biology’でポスター賞を受賞
博士課程3年の吉見圭永さんが、中国・大連で開催された国際会議、第6回Plant Cell Wall Biologyで、「In vivo degradation of type-II arabinogalactan by expression of fungal exo-beta-1,3-galactanase」と題した発表でポスター賞を受賞しました。この研究は、植物特有の糖タンパク質であるアラビノガラクタン-プロテインの機能に関するもので、今後の発展が期待されます。

6月22日 大学見学と模擬授業の実施
埼玉県立草加東高等学校の2年生10名が分子生物学科の研究施設を見学し、藤木友紀助教が植物のオートファジーに関する講義を行いました。

4月19日 豊田正嗣准教授が、平成29年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞
豊田准教授が、「新規イメージング法を用いた植物の機械刺激感受機構の研究」に関して、平成29年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。「科学技術分野の文部科学大臣表彰」は、文部科学大臣によって、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術の水準の向上に寄与することを目的として、授賞されています。 豊田准教授の受賞した「若手科学者賞」は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者が対象となっています。(本件のプレスリリース)。

4月5日 平成29年度分子生物学科新入生歓迎会
今年度、分子生物学科では44名の新入生を迎えました。4月5日には分子生物学科新入生ガイダンスを行い、それにひき続いて理学部3号館内の実験設備・研究室や研究内容を教員が案内・説明する館内ツアーを行いました。その後、分子生物学科の教職員による新入生歓迎会が開催されました。歓迎会では軽食をとりながら懇話するとともに、新入生や教職員の自己紹介がたっぷりと時間をとって行われ、相互に親睦を深めました。