年間活動記録 2007年度

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3月25日 分子生物学科卒業証書授与式・分子生物学科謝恩会
埼玉市文化センターでの埼玉大学卒業式の後、埼玉大学内に戻り、理学部3号館の11番教室で分子生物学科卒業証書授与式、学生実習室で分子生物学科の卒業生による謝恩会が行なわれました。今年度卒業する学部生・大学院生主催の謝恩祝賀会では、卒業生からの記念品授与や、学科教職員への感謝の意が述べられました。新生活を迎える卒業生達の今後の更なる活躍を期待します。

2月22日 定家義人教授・大森正之教授の最終講義 
本年度をもって埼玉大学を退職される、定家義人教授・大森正之教授の最終講義が理学部3号館11番教室にて行なわれました。定家教授は「形質転換とゲノム解析」、大森教授は「藍藻研究とゲノム科学」と題して90分間話されました。両先生ともに、ゲノム微生物学隆盛の立て役者となられた方であり、現役の学生だけでなく、それぞれの研究室の卒業生も集合し、120名強収容の11番教室では立ち見が出る程の盛況となりました。

2月18日 平成19年度埼玉県理科教育研究発表会(中央発表会・高校生徒の部)開催 
平成19年度埼玉県理科教育研究発表会(中央発表会・高校生徒の部)が本学構内で開催され、その間、希望する高校生が松本学科長の案内のもと本学科を見学しました。蕨・松山・川越高校の10名程の高校生と教員が、分子生物学科のある理学部3号館の建物内を見学するとともに、同時期に開催されていた分子生物学科の卒業研究成果報告会を見学しました。

卒業研究決定のための教員訪問開始 
分子生物学科3年生が来年度卒業研究を行なう研究室を決めるために、2月の19日から27日まで、各教員を訪ねて個々に説明を聞いて回りました。これを参考に志望希望を提出し、教員と学生の話し合いで最終的に卒業研究を行なう研究室を決めていきます。

2月18日 卒業研究成果発表会 
平成19年度の卒業研究発表会が開催されました。分子生物学科の4年生30名の学生が、それぞれ1年間の研究成果を発表しました。ほとんどの学生にとっては始めての経験ですが、プレゼンテーションは全員がビデオプロジェクターを使い、一人持ち時間12分の口頭発表で行ないました。来年度の卒業研究の参考にするために多くの3年生も、先輩の発表を聴きに集まりました。

2月14日 修士論文審査会  
平成19年度の修士論文審査会が開催されました。分子生物学専攻の博士前期課程2年次の23名の大学院生が、ビデオプロジェクターを使用した15分の口頭発表によるプレゼンテーションと質疑応答を行ない、2年間の研究成果を発表しました。 

1月31日、2月4日 大学院理工学研究科後期課程研究中間報告会
大学院理工学研究科後期課程生命科学コースでは、博士課程1年生2年生の研究中間報告会を1月31日(金)と2月4日(月)に行いました。博士後期課程の分子生物学領域の学生がこの一年の研究状況を報告しました。ビデオプロジェクターを使用したプレゼンテーションを行ない、その後十分に時間をとって白熱した議論が展開され、博士取得前の時期の学生にとって大いに刺激となりました。

1月23日 分子生物学科・コース新任教員セミナーを開催
今年1月1日付けで着任した松岡聡助教(分子生物学科卒業生)が、カリフォルニア大学デーヴィス校のRoy H. Doi教授の研究室での研究成果について、 「セルラーゼ複合体“セルロソーム”の解析 ―カリフォルニア大学デーヴィス校での研究 ―」と題した講演を行いました。嫌気性のクロストリディウム属の細菌がつくる“セルロソーム”(セルロース・ヘミセルロース分解に働く大きなタンパク質複合体)を、分子生物学的研究に適した枯草菌につくらせて構造・機能を解析した、という研究であり、エネルギー資源として利用する際に、植物バイオマスが非常に安定で分解されにくいという問題の解決をめざしています。分子生物学科・コースでの勉学・研究の思い出や海外でのポストドクトラル研究員(ポスドク)の経験についての話題もあり、多くの学生・院生が参加して有意義な時間を過ごしました。

1月16日 社会人セミナーを実施
本セミナーは一般の就職ガイダンスとは異なる分子生物学科のオリジナル企画であり、社会で活躍している現役の方あるいは経験の豊富な退職されている方をお招きして、人生の先達としてのアドバイスをいただき、学生諸君の人間形成の一助とすることを目的とするものです。第1回目として、日本アイ・ビー・エム株式会社 アドバイザリーITスペシャリストの山中友紀子女史をお招きし、「楽しく仕事を続けるために」と題した講演をして頂きました。どのようなお仕事なのか、生物系からIT系の職業を選ぼうと考えた動機、上司からの的確なアドバイスに励まされたこと、社会人として周りに配慮できる人になることの大切さなど、自らの経験を踏まえて、すべての職種に役立つ貴重なお話を伺うことができました。

12月20日 分子生物学科2年生面談
2年前期が終わり後期に入り、大学生活にも慣れてきたところでしょうが、徐々に増えてくる学科専門的な講義や、今後の進路など様々な相談が持ち込まれました。

12月19日  教員セミナーを実施
年2回行なっている、学科教員同士のセミナーを行ないました。今回の担当は松本教授、日原助教、是枝講師の3名で、テーマはそれぞれ「細菌の膜リン脂質のドメイン構造について」「シアノバクテリアの光合成装置の光応答機構」「植物のグルコース3リン酸輸送体ホモログの解析」についてでした。 持ち時間は一人あたり質疑応答を含め1時間ですが、議論が白熱し、終了予定時刻より1時間あまり遅くなりました。

12月17日 卒業研究ガイダンスの開催
次年度から卒業研究を行なう予定の分子生物学科の主に3年生を対象に卒業研究ガイダンスを行ないました。教員一人15分の持ち時間で、研究室や研究内容を紹介し、その後、研究室単位に別れて、個別に詳細な質疑応答を行ないました。

12月14日 春日部女子高等学校で出張授業
西田教授が、埼玉県立春日部女子高等学校で出張講義を行いました。題目は、「植物が糖を転流するしくみ-植物と細胞をつなぐ穴のおはなし-」です。生物IIの教科書では、「植物は光合成産物を葉の葉緑体に同化デンプンとして蓄える。同化デンプンは分解されて、葉緑体外でスクロースとなり、師管を通って各器官に転流される」と書いてあります。スクロースは葉の細胞の中で合成されるのですが、その後、どのような経路で師管に移動するのでしょうか? 講義では、西田研究室で最近発見した、隣り合った細胞の壁にプラズモデスマータという穴を開けるしくみについて紹介しました。

12月10日-16日 日本学術振興会二国間交流事業共同研究のためのインド訪問 
仲本準准教授が、日本学術振興会二国間交流事業共同研究のために、インドVaranasiのBanaras Hindu University(BHU)のLAL CHAND RAI教授を訪問しました。BHUは、アジア最大のResident universityで、インド屈指の大学です。この共同研究では若手研究者の育成も目的の一つにしていることから、博士前期課程の学生一名が同行しました。RAI教授や研究室学生との交流を深め、情報交換を行いました。

12月6日 ポトラックパーティーを開催 
分子生物学科恒例のポトラックパーティーを開催しました。「ポトラック」とは参加者がそれぞれ手料理等を持ち寄って行なうパーティーです。学科の4年生以上と大学院生、教職員が参加し、クリスマス間近の楽しい時を過ごしました。

教員相互授業参観の実施 
11月から12月にかけて、FD活動の一環として、学科教員相互授業参観を行いました。他の教員の行なう講議を相互に聴講して、意見を交換し、よりよい授業方法を模索するための参考としています。例えば、定家教授担当の生物物理化学を西田教授が、定家教授担当の分子細胞学IIを朝井准教授が、太田講師担当のオルガネラの分子生物学を西田教授が、また仲本准教授担当の基礎生物学実験を原准教授が、それぞれ参観しました。

11月30日 就職ガイダンス・会社説明会 
11月30日(金)午後4時30分から約1時間、理学部3号館2階11番教室にて、就職ガイダンス・会社説明会が行われました。MUS情報システム株式会社の企画部人事課長である高橋敏朗氏(埼玉大学教養学部出身)に、就職活動全般、システムエンジニア(SE)という職業、MUS情報システム株式会社、等に関するお話をしていただき、その後、今春MUS情報システム株式会社に就職した分子生物学科卒業生の福本聡氏に就職活動やMUS情報システムにおける仕事などについてお話していただきました。

11月27日 浦和西高等学校で出張授業
大西教授が浦和西高校で「生命と地球の共進化」と題する出張授業を行いました。

研究室セミナー合宿 
11月4、5日に遺伝情報・分子遺伝研究室の2研究室は、例年は草津でしたが、今年は初の試みとして、九十九里にてセミナー合宿を行いました。学生の研究報告会の後は、懇親会や温泉場でリラックスするとともに、活発な議論も行われました。生体物質研究室は11月12、13日に草津セミナーハウスでセミナー合宿を行いました。研究セミナー以外にも紅葉狩りや温泉、懇親会など、皆で懇親も深めました。

11月3日 理学部フェア 
むつめ祭期間中の11月3日に行われた理学部フェアで、分子生物学科では、理学部3号館内の学生実験室で、研究内容を紹介するポスター展示と公開実験を行いました。公開実験では、家庭でも行える手法で参加者に実際にブタのレバーからDNAを抽出してもらいました。学生だけでなく、親子連れの参加者など、30名ほどの参加があり、抽出したDNAを間近に見て大いに賑わいました。

10月30日 理学部 3号館の大掃除 
構内一斉清掃にあわせて、理学部3号館の周辺および建物内の大掃除を、分子生物学科所属の教員・学部生・大学院生・研究生・PD総動員で行ないました。

10月18日 FM浦和 On-Air  
FM浦和(78.3MHz)にて理学部分子生物学科の紹介が放送されました。

9月15日 埼玉大学オープンキャンパス(大学説明会) 
分子生物学科では理学部3号館において、松本学科長による学科の説明の後、学科教員総動員で学科内見学を行いました。8月にも大学説明会はあり、今年2回目でしたが、およそ40名の参加者があり、学科の教員や学生と密な対話が行われました。

9月3日 学術講演会を開催
講演者は基礎生物学研究所名誉教授の村田紀夫先生で、「ラン藻・植物のストレス耐性とベタイン」という演題です。村田先生はラン藻と植物の光合成基礎研究、ストレス耐性、ストレスシグナル伝達など、幅広い分野で先駆的な研究をされた方です。11番教室が満員御礼になるほどの聴衆の中、興味深いお話を聞くことができ、また先生の暖かい人となりにも触れることができ、とても有意義なものとなりました。

9月1日 日韓共同理工系学部留学生事業推進フェアプログラム 
ソウルの国際教育振興院で行われた、日韓共同理工系学部留学生事業推進フェアプログラムに、仲本准教授が参加しました。日本への留学(学部)を希望している韓国人学生に、日本の各大学が(例えばどのような学科がありどんな教育研究をしているのかといった)質問に答えるというものです。

8月24日 学科教員によるSPPプログラムを実施 
平成19年度 選べる観察・実験研修会 生物Bコース 「植物の葉の採集と観察」が開催されました(担当講師 西田生郎、副講師 粟井光一郎ほかTA3名)。これはJSTのSPPプログラムに採択された埼玉県立総合教育センターのプログラムに協力したもので、県内の小、中、高校に所属する初年度ならびに10年経験教員(合計33名)を対象とした実験実習でした。本コースでは、樹木の日の当たる部分と日陰の部分から葉を採集し、葉の内部構造を顕微鏡で観察し、また、葉に含まれる色素を分析することにより、植物の光環境へ順応のしくみを学ぶというものです。環境に対する植物の柔軟な順応のしくみについて学んでいただければ幸いです。コースでは、ほかに、サイエンスボランティア・角内佳美女史による「飛ぶタネ」の紹介がありました。植物にはさまざまな形の「空飛ぶ種子」が知られています。その実物を見せていただき、また、実際に飛行する様子を模擬風洞で観察できたのは植物の多様性と不思議な魅力を十分に伝えていたと思います。飛ぶ種子の模型づくりもあり、その飛ぶ姿によろこぶ生徒たちの姿が目に浮かぶようでした。

8月21日(筆記)、22日(面接)  平成18年度埼玉大学大学院理工学研究科分子生物学コースの入学試験 
学科所属の学部4年生の多くが、他大学の入学希望者とともに、試験に臨みました。

8月9日 埼玉大学オープンキャンパス(大学説明会)
理学部全体説明の後、希望者をつのり、分子生物学科のある理学部 3号館に移動しました。松本学科長による学科の説明の後、学科教員総動員で学科内見学を行いました。外は酷暑の中、館内も暑かったのですが、研究室や実験機器など、普段目にすることのない、ハイレベルの研究環境を見てもらい、最後は学科の研究紹介を説明したポスター会場で、教員や大学院生たちが、見学者の質問に答えました。午前午後の2回行われ、およそ200名の見学者が訪れました。

7月30日 分子生物学科 3年生個人面談
授業や大学生活・環境に関する話題ももちろんでましたが、就職や進学といった卒業後の進路についてや、来年卒業研究を行なうために配属される研究室に関する事など将来に関する話題に多くの時間が費やされました。

7月20日 分子生物学科秋が瀬交流会
レクリエーションの一環として、分子生物学科の教職員と学生で、秋が瀬公園にてソフトボールやサッカー・バレーボールをして汗を流しました。さらにバーべキューを行ない、より交流を深めました。梅雨の晴れ間に恵まれ、盛況のうちに終える事ができました。

6月23日 分子生物学コースの大学院説明会
埼玉大学所属の学部4年生も含め、学外の大学生、社会人など、来年度分子生物学コース大学院を希望する人を対象にした説明会を開催しました。

6月15日 理学部3号館の大掃除
本格的な夏の到来を前に、梅雨の晴れ間をぬって、分子生物学科所属の教員、学部生、大学院生、研究生、PD総動員で、理学部3号館の大掃除を行ないました。省エネ対策としてエアコン・換気扇のフィルター掃除、階段や非常口、トイレ、セミナー室・会議室・教室のブラインド・窓・机など、隅々まで清掃しました。

5月25日 分子生物学科セミナーを開催
講演者はニュージャージー医科歯科大学Robert Wood Johnson 校の井上正順教授の研究室でポストドクターとして御活躍された鈴木基生氏で、鈴木氏は平成14年3月に理工学研究科生物環境科学専攻を修了し、博士号を取得した本学科の卒業生です。今回、香川大学医学部分子微生物学教室に着任するために帰国した機会に、「単一タンパク質生成システム(SPP system)を用いた高効率発現とNMRによる構造解析への応用」というタイトルでセミナーをして頂きました。 アメリカでの5年に渡るポスドク時代の研究や苦労話、海外での生活を含めた話をして頂きました。セミナー後には教員・学生を交えて懇親会を行いました。

5月16日 越谷北高校で出張授業
西田教授が越谷北高校で「植物科学研究への招待」と題する出張授業を行いました。地球環境保全における植物の重要性や最新の研究成果について、途中いくつかの質問を交えながら、60分の講義を行いました。受講生は、皆、よく講義に集中していました。

4月11日 廃液処理施設見学 
分子生物学科2年次実験科目「基礎生化学実験」の第1回目に、学生実験科目のガイダンスの一環として、学内にある「廃液処理施設」の見学に行きました。科学分析支援センター・環境分析分野、技師の三田和義さんと非常勤職員の奥墨勇さんから詳しい説明を受け、施設内を見学しました。廃液処理は、分子生物学科における学生実験・卒業実験にとっても、不可欠のものです。2年次になって実験科目を初めて受講する学生たちは、処理作業の重要性を実感し、また、自分たちが取り組むべき「廃液発生源における原点処理」の重要性を再確認しました。その後、「実験・実習安全の手引き」を参考に今後実験・研究を行っていくうえでの安全教育として、心構え・注意点などの説明を行いました。

4月9日 平成19年度分子生物学科新入生歓迎会 
新入生と教職員全員で理学部 3号館前にて記念撮影を行ったのち、平成19年度分子生物学科新入生ガイダンスを行いました。本年度から施行されるWEB履修登録については時間をかけてじっくりと説明を行いました。ガイダンス終了後には、分子生物学科の教職員による新入生の歓迎会が理学部3号館にて開催されました。歓迎会に先立ち、理学部3号館内の実験設備・研究室や研究内容を教員が案内・説明する館内ツアーが行われました。歓迎会では軽食をとりながら懇話するとともに、新入生や教職員の自己紹介がたっぷりと時間をとって行われ、相互に親睦を深めました。

4月6日、10日 分子生物学科新 2年生・3年生個人面談 
ガイダンス期間を利用して、分子生物学科の新2年生・3年生を対象に、学科教員総動員で個人面談を行いました。6日(金)に行われた3年生面談では、4年生になると各研究室に配属されて行われる卒業研究や、卒業後の進路など、将来に関する話題が多く交わされました。10日(水)に行われた2年生面談では、学生生活や学業面に関して、入学後の最初の1年間をふりかえり、その様子が話し合われ、また、2年から始まる学生実験に関する質疑応答が行われました。

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