年間活動記録 2018年度

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3月14日-21日 仲本準准教授がフランスへ出張
仲本準准教授が、2019年3月14日から3月21日まで、フランスのエクス=マルセイユ(Aix Marseille)大学と国立科学研究センター(CNRS)を訪問し、研究所の招待セミナー(タイトルは「Paralogs of molecular chaperones in photoautotrophic cyanobacteria: their non-classical structures and functions(分子シャペロンのパラログとシアノバクテリアの進化)」)を行いました。大勢の教員、研究者や学生が聞いてくれました。 Olivier Genest博士の招きによる訪問でしたが、M.Ilbert博士、A.Battesti博士、A.Latifi教授、B. Meunier-Gontero博士らと情報交換等を行ないました。質の高い研究が行われていると感じました。フランスでは「バカロレア」試験を受けて資格(?)を取得すると、どの大学でも進学できるそうです(日本のように個別試験はない)。大学によるのかもしれませんが、ドロップアウトする学生がかなりいるようで、大学に入ってからの勉強が大変そうでした。学部は3年間で、その後、修士/博士課程に進むようです。


12月7日 ポトラックパーティーを開催

年度恒例行事であるポトラックパーティーが、12/7の夕刻より開催されました(写真下右)。各研究室あるいは個人で食べ物・飲み物を持ち寄る会ですが、本年も様々な工夫を凝らしたものがいくつも見られました。研究室所属の卒業研究生・院生だけでなく3年生も一部参加し、広く交流を深めることができました。



11月28日 台湾国立成功大学の学生が訪問、学生と交流
共同研究を実施している台湾国立成功大学のTsai Wen-Chieh博士の研究室から大学院生のLeeさんが来訪し、本学に短期滞在しました(写真上左)。滞在中に、植物糖鎖研究室の学生と交流し、学科のセミナーで講演しました。


11月17日 豊田正嗣准教授が埼玉大学・戸田市連携講座(戸田市民大学)で講演

戸田市立教育センターで、戸田市内在住・在勤・在学者を対象に「植物に神経はあるのか?」-最新の顕微鏡技術が解き明かす植物の驚くべき能力-という題目で講演を行いました(写真下右)。


11月9日 川合真紀教授が、平成30年度埼玉大学学長表彰(みずき賞)を受賞
埼玉大学において、「教育・研究活動に顕著な功績があったと認められ、女性研究者リーダーとして活躍する自然科学系の女性研究者」に授与される賞です。昨年度の日原由香子教授に続き2年連続で本学科からの受賞となりました(写真上左)。

11月2日 学科バーベキュー大会を開催
年度恒例行事である分子生物学科のバーベーキュー大会が、11/2の午後に、秋ヶ瀬公園で開催されました。本年は参加者が100名を超えた大規模イベントとなり、各研究室の学生・院生達は、研究で普段なかなか会えない旧友との親交を深めつつ、美味しいお肉と、お酒を楽しみました。













10月10日-11月13日 「JASSO学生派遣プログラム」で台湾の成功大学に留学
植物分子生理研究室(西田生郎教授)学部4年生の中沢和音君、室賀直来君が台湾の成功大学に留学しました。Huang Hao-Jen教授の指導を受け、それぞれ、呼吸に関連したAOX1a改変遺伝子の過剰発現コンストラクトと藻類の油脂合成酵素の発現プラスミドの作成に取り組みました。下の写真右は、留学した二人とHao-Jen先生ご夫妻です。

10月8日-12月14日 「JASSO学生派遣プログラム」で韓国のポハン工科大学に留学
植物分子生理研究室(西田生郎教授)大学院修士課程1年の巽孝太郎君が10月8日~12月14日、韓国ポハン工科大学に滞在しました(上の写真左)。Youngsook Lee教授の指導のもと、緑藻クラミドモナスの油脂蓄積をめざして最適な培養条件の検討を行いました。

9月22日、29日 花咲徳栄高等学校生を対象に体験実習を実施
花咲徳栄高等学校の生徒、各28名が参加した体験実習で西田生郎教授が「油脂の分析ーマーガリンとバター」「ラムダファージDNAの制限酵素による解析」の実習指導を行いました。











9月16日-10月14日「JASSO学生派遣プログラム」でタイのモンクット王工科大学トンブリ校(KMUTT)に留学
代謝学研究室(仲本準准教授)の大学院修士課程1年生片山裕生君が9月16日から約1ヶ月、KMUTTの生物資源バイオテクノロジー学部に留学しました。具体的には、Apiradee Hongsthong博士(国立遺伝子工学・生物工学研究所主任研究員PI、KMUTT講師兼任)の指導を受け、組換えDNA実験やプロテオーム解析などを学びました。博士らは、スピルリナ(食用にもなっているシアノバクテリア)のゲノム全塩基配列を決定し、さらにプロテオーム解析を精力的に行って、それらの情報を効率的に利用できるデータベース・プログラムなどを構築されています。仲本准教授は、Hongsthong博士と10年近くにわたって共同研究を行ってきました。Hongsthong博士の研究室の研究員の皆さんに親切にされながら、片山君は語学力をスマホの翻訳機能等で補って、交流を深めました。
  

9月11日 豊田正嗣准教授が文部科学省記者クラブで会見(記者レク)
9月14日に報道解禁となるScience誌の研究内容について、文部科学省にて会見(記者レク)を行いました。共著者であり、埼玉大学理工学研究科修士課程1年の王佳琪君と文部科学省を訪問しました。

7月20日-29日 仲本準准教授が米国へ出張
仲本準准教授が、米国のSt. Bonaventure University(Olean, NY)で開催されたFASEB国際会議(Protein Folding in the Cell)に参加して、「Neofunctionalization of chaperone paralogs in photoautotrophic cyanobacteria」というタイトルのポスター発表を行いました。分子シャペロン研究を先導する研究者が勢ぞろいした、大変参加しがいのある学会でした。永田和宏教授、Bernd Bukau教授やElizabeth A. Craig教授らの著名な研究者と、十分時間を取って議論する機会に恵まれ有意義な会議になりました。写真は、ポスター発表を聞きに来てくださったBernd Bukau教授(独ハイデルベルク大学)。

7月8日-13日 横浜の大さん橋ホールでThe 23rd International Symposium on Plant Lipids(ISPL2018 Yokohama)を開催
このシンポジウムは世界の植物脂質研究者が最新の研究成果を発表、議論する場として2年毎に開催されています。今回は当学科の西田生郎教授が組織委員長をつとめ、埼玉大学も共催となって開催されました。

6月23日 埼玉大学総合研究棟で平成30年度日本生化学会関東支部例会を開催
高橋康弘教授(代表)、戸澤譲教授、大塚裕一准教授、松岡聡講師、藤城貴史助教が世話人となって日本生化学会関東支部例会を開催しました。129名が参加する盛会となり、成功裡に終了いたしました(下写真左)。

6月23日 横山(博士研究員)が平成30年度日本生化学会関東支部例会で、“優秀発表賞”を受賞
横山奈央さん(博士研究員、分子統御研究室)が、埼玉大学で開催された日本生化学会関東支部例会で、“鉄硫黄クラスターの生合成に関与するIscUとSufUの機能分化”と題したポスター発表を行い、“優秀発表賞”を受賞しました(下写真右)。本賞は、優れた発表を行った若手研究者や大学院生に授与されます。

5月30日 高橋教授が米国で招待講演
高橋康弘教授(分子統御研究室)が、米国ウィスコンシン大学で開催された国際会議39th Steenbock Symposium on “Iron-Sulfur Proteins—Biogenesis, Regulation and Function”において、“Novel insights into bacterial iron–sulfur cluster biosynthesis systems” と題した招待講演を行いました。

4月21日-28日 仲本準准教授がアイルランドへ出張
仲本準准教授が、アイルランドの南部に位置するコーク市近郊のキンセール(Kinsale)で開催された第4回微生物ストレス国際会議(Microbial Stress)に参加して講演しました。演題は「Molecular chaperones and stress tolerance in cyanobacteria: Role of chaperone paralogs/cognates in the evolution of cyanobacteria」というものでした。European Federation of Biotechnologyが主催するこの会議では、基礎から応用まで多彩な講演やポスター発表がなされました。


4月5日 平成30年度分子生物学科新入生歓迎会

今年度、分子生物学科では43名の新入生を迎えました。4月5日には分子生物学科新入生ガイダンスを行い、それにひき続いて理学部3号館内の実験設備・研究室や研究内容を教員が案内・説明する館内ツアーを行いました。その後、分子生物学科の教職員による新入生歓迎会が開催されました。歓迎会では軽食をとりながら懇話するとともに、新入生や教職員の自己紹介がたっぷりと時間をとって行われ、相互に親睦を深めました。

4月2日 大塚 裕一 准教授が着任
細菌と細菌に感染するウイルス(バクテリオファージ)の研究をしている大塚裕一博士が着任しました。これまで両者の"競い合い"現象のメカニズムや遺伝子発現機構などを明らかにしてきましたが、今後はこれまでの研究成果を薬剤耐性菌の対策など応用研究にも展開していきたいとのこと。大塚准教授の今後の活躍に期待しましょう!