年間活動記録 2006年度

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3月26日 学部生・大学院生主催の謝恩祝賀会 
平成18年度埼玉大学卒業式の後、大宮に於いて分子生物学科を今年度卒業する学部生・大学院生主催の謝恩祝賀会が行なわれました。卒業生からの記念品授与や、学科教職員への感謝の意が述べられました。新生活を迎える卒業生達の今後の更なる活躍を期待します。

3月19日  分子生物学科セミナーを開催
分子生物学科西田教授の研究室で実験をされている、東京大学大学院理学研究科生物科学専攻所属の溝井順哉氏に「シロイヌナズナのCTP:ホスホリルエタノールアミンシチジリルトランスフェラーゼに関する分子遺伝学的研究」というタイトルでセミナーをして頂きました。 溝井氏 は今年度に学位を取得予定ですが、研究成果だけではなく、そこに至るまでの苦労、喜びなどを含めた話をして頂きました。研究職を目指す学生にとって、非常に参考になったことと思います。

3月14日 分子生物学科セミナーを開催
理化学研究所フロンティア研究システム独立主幹研究員の宮城島進也博士による分子生物学科セミナーを開催しました。今回「真核細胞による葉緑体とミトコンドリアの分裂制御機構」という演題でセミナーをしていただきました。葉緑体とミトコンドリアは細胞内共生によって成立したと考えられており、両オルガネラの増殖制御機構の解明を通して、いかにして真核細胞が成立し進化してきたかを理解する、非常にユニークな研究を紹介していただきました。50名近くの聴衆が集まり、活発な議論が展開されました。

2月15日 卒業研究発表会を開催
平成18年度の卒業研究発表会が開催されました。分子生物学科の4年生32名の学生が、それぞれ研究成果を発表しました。プレゼンテーションは全員がビデオプロジェクターを使い、一人持ち時間12分の口頭発表で行ないました。予定終了時刻を1時間近く過ぎる程に、議論に熱が入りました。来年度の卒業研究の参考にするために多くの3年生も、先輩の発表を聴きに集まりました。

2月14日 平成18年度埼玉県理科教育研究発表会に参加
平成18年度埼玉県理科教育研究発表会が埼玉大学で開催されました。生物系の口頭発表やポスター発表には分子生物学科の大学院生も議論に参加しました。会の合間には高校生数名と教員の希望者に分子生物学科の施設を見学してもらいました。

2月13日 修士論文審査会を開催
平成18年度の修士論文審査会が開催されました。分子生物学専攻の博士前期課程2年次の17名の大学院生が、15分の口頭発表と質疑応答を行ない、2年間の研究成果を発表しました。

2月6日 博士課程1年生の研究中間報告会を開催
大学院理工学研究科後期課程生命科学コースでは、博士課程1年生の研究中間報告会を2月6日に行いました。午前10時から午後5時まで17名の学生がこの一年の研究状況を報告しました。初めての試みで、発表した学生自身にも、発表を聞いた教員にも刺激となった一日でした。

1月19日 物理学科との共催で就職講演会を開催
埼玉大学教養学部の卒業生(昭和56年卒)であり、現在はMUS情報システム株式会社(三菱UFJ証券グループ)で企画部人事課長をしておられる高橋敏朗氏による就職講演会が開催されました。本講演では、就職活動全般、システムエンジニア(SE)、MUS情報システム株式会社、等に関するお話をしていただき、その後質疑応答の時間をもちました。これから就職活動を始める学生さんにとって、貴重な情報を得るチャンスとなりました。

12月20日 分子生物学科教員セミナーを開催 
学科教員間でそれぞれの研究内容を議論し、啓発しあうことを目的として、教員セミナーを行ないました。今回は太田にじ講師「細胞内共生による真核生物の成立と進化に関する研究」、大森正之教授「シアノバクテリアのストレス応答の分子機構」、円谷陽一教授「植物のペクチン生合成系における糖転位酵素の解析」といった内容で研究紹介と議論が行なわれました。

12月18日 分子生物学科3年生を対象とした研究室紹介
分子生物学科3年生は次年度からは研究室に配属となって、卒業研究を行ないます。そこで、その配属先を決める参考とするために、全教員による研究室紹介を行ないました。各研究室が40分程の持ち時間で、研究内容や研究室の様子を紹介しました。その後、研究室ごとに分かれて質問を受け付けました。3年生はその間に、興味のある研究室を複数回ることができ、会談は2時間程続きました。

12月14日 分子生物学科2年生を対象とした個人面談
2年生を10人程のグループにわけ、各グループを3人の教員が担当し、1人ずつ十分に時間をかけ面談しました。履修方法についての勘違いが多くみつかり、細やかに指導することができました。

11月18日 埼玉県立浦和第一女子高等学校のSSH成果発表会に参加
埼玉県立浦和第一女子高等学校のSSH成果発表会のポスターセッションに分子生物学科の大学院生が参加し、高校生の行った研究の成果について、互いに議論を交わしました。生徒さんたちにはよい刺激となったようです。

11月10日-11月11日 埼玉大学 Science & Engineering フェア -理学部・工学部紹介と研究シーズ展-(於大宮ソニックシティー展示場)に出展
学科紹介・受験案内と、教員の最新の研究成果についての展示を行いました。

11月2日 埼玉県立熊谷西高等学校での出張講義 
大西教授が埼玉県立熊谷西高等学校で出張講義を行いました。「進路相談会」の中の大学出張講義のひとつとして、1・2年生の合計約90名の生徒さんに「生命と地球の共進化」と題して60分の講義を2回行いました。

生物の科学「遺伝」誌 11月号に大森正之教授が執筆
「シアノバクテリアがひらく新しい世界」という特集に、「陸に棲むシアノバクテリア」という記事を執筆しています。様々な環境に生息しているシアノバクテリアのうち、陸に棲む仲間に焦点を当て、どのようにして厳しい地上の環境変化に耐える仕組みを獲得したのか、分子生物学的な観点から解説しています。さらには陸棲シアノバクテリアを利用した、砂漠緑化や土壌改良の取り組みについても紹介しています。

10月26日 分子生物学科セミナーを開催
理化学研究所小林俊秀主任研究員による分子生物学科セミナーを開催しました。小林主任研究員は理工学研究科の客員教授でもあります。今回「脂質を見る」という演題でセミナをしていただきました。これまでは難しかった、細胞内の脂質の時間的・空間的配置を可視化する最新の技術について、お話をしていただきました。11番教室が満員になる程の参加者があり、特に学部の2年生は学生実験の一環として全員参加しました。

10月20日 学科就職講演会を開催
分子生物学科1回生(平成11年3月卒業)であり、現在は久光製薬株式会社人事部におられる原口武久氏による就職講演会が開催されました(詳細 )。氏は、人事部で採用に関する仕事をされており、就職面接の実際について、面接する側の視点で、実に有益な情報を提供してくださいました。また、学科の先輩として、自分が何をしたいのかをよく考えて、(その実現のために)自身の「市場価値」を高めるように努力してほしい、と約1時間の講演を結ばれました。主に4年生と大学院博士前期課程1年生 40数名の参加者があり、講演後のアンケートでは、「自分に足りないものがわかった」「大変役に立った」「人事官の本音(面接官がどこを見ているのか)が聞けた」「面接でのポイント(がわかった、興味深かった)」などの積極的な意見が多く集まりました。

10月12日 分子生物学科セミナーを開催
平成16年度大学院博士後期課程 理工学専攻を修了した分子生物学科卒業生 松岡聡氏によるセミナーを開催しました。松岡聡氏は理工学専攻を修了し理学博士取得後、米国カリフォルニア大学デービス校、R.H.Doi教授の研究室でポストドクターとして留学されています。今回一時帰国されたので、植物細胞壁の主要成分であるセルロースをバクテリアによって分解するという話題で、セミナーをしてもらいました。

10月6日 福島県立福島高等学校での出張講義
大西教授が福島県立福島高等学校で出張講義を行いました。「大学の講義を聴いてみよう」という1年生向けの催しで関東東北の国公私立7大学から10名以上の講師が参加した中の一人として、28名の生徒さんに「生命と地球の共進化」と題して80分間の講義をしました。

10月4日 都立小松川高等学校での出張講義
西田教授が「植物とはどういう生き物か?」という演題で講義を行いました。内容は、*地球の歴史と光合成生物/*陸に上がった植物は何をしたか?/*植物を取り巻く現状・食糧は増産しなければならない・森林はこれ以上伐採できない・形質転換植物とは?/*理学部の研究・・・?/私の研究室の取り組み。
内容は高校生には少し難しかったとのコメントをいただきましたが、大学進学に関して意識を高められたのは良かったようです。次回は、もう少し内容を易しくして、しかし、学問研究に対する意識を高められるような授業ができればと考えています。

9月30日 大宮高校「理数科相談室」でアウトリーチ活動を実施
埼玉大学アウトリーチ活動の一環として9月30日(土)、大宮高校に大学院生・学部学生の2名を派遣し、大学や大学院での勉強や研究室での生活、また分子生物学の研究内容の紹介を行いました。その間、大学・大学院での生命科学研究と高校の理科、特に生物との関係にも触れ、高校生たちの今後の進路・進学についても話し合いました。

9月12日-9月13日 分子生物学科草津セミナー合宿を実施
学生指導特別企画の一環として、9月12・13日に草津セミナーハウスにて、分子生物学科セミナー合宿を行いました。学部学生が分子生物学科の教員・大学院生とともに、科学界における最近の話題について議論しあう、討論会を行いました。その後はレクリエーションや懇親会で互いに親睦を深め、有意義なセミナー合宿となりました。

8月24日 SPP事業に関連した教員対象の実験コースを実施
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)事業の一環の「選べる観察・実験」と題した教員対象の実験観察プログラムの中で、西田教授・粟井光一郎助手および大学院生らによる「植物が光環境に適応するしくみ―植物の葉を観察し、色素を調べてみよう」という実験コースが、8月24日に分子生物学科学生実験室において行われました。

8月21日-8月22日 大学院理工学研究科博士前期課程入試を実施
理工学研究科の博士前期課程の入試が行われました。生命科学専攻の分子生物学コースでも、8月21日に学科試験、22日に面接試験が行われ、31名が受験しました。

8月11日 埼玉大学理学部説明会で分子生物学科を紹介 
8月の埼玉大学説明会の中で理学部は11日(金)に説明会を行いました。その一環として、分子生物学科も午前80名、午後40名程の参加者に学科紹介を行いました。全員に学科の講議内容・研究内容・進学/就職情報等を簡単に説明した後、10人程の小グループに分かれて、教員と大学院生がつきそい、学科の設備がある建物内のふだんは見る事のできない研究室や研究機器・設備をゆっくりと見学してもらいました。最後は、研究内容や資料等を展示した部屋で、教員と大学院生を交えて自由に話しをしてもらい、受験のことや大学生活について時間を忘れて語りあいました。

8月3日 大森正之教授(日本植物学会広報委員長)・西田生郎教授の企画で一般向け講演会が開催された
社団法人日本植物学会主催の高校生・一般向け講演会「バイオテクノロジーと植物科学」が、東京都文京区春日の中央大学理工学部で行われました。その演題は以下の通りでした。
・ 東京大学理学部教授 塚谷 裕一「基礎化学的な立場から:今の植物学とDNA」
・ かずさDNA研究所室長 柴田大輔「生活に役立つ植物の研究」
・ 千葉大学園芸学部教授 三位 正洋「花の品種改良とバイオテクノロジー」 

7月27日 FM浦和の「ラジオキャンパス埼玉大学インフォメーション」で分子生物学科の紹介を放送 
7月27日23時からのFM浦和(78.3MHz)のラジオキャンパス埼玉大学インフォメーションで分子生物学科の紹介が放送されました(収録は7月19日)。放送された学科紹介内容はこちらをご参照ください。 http://www.sci.saitama-u.ac.jp/webroot/07_examination/index_qa4.html

6月26日 学術講演会を開催
米国カリフォルニア大学・バークレー校のKrishna Niyogi研究室で博士研究員をされている若尾 節子 博士をお招きし、6月26日(月)午後5時に「種子貯蔵脂質合成における還元力獲得機構:グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼの役割」と題して分子生物学科学術講演会を開きました。シロイヌナズナの6つのグルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼの種子貯蔵脂質合成における役割についてそれぞれ最近の知見を含めて説明していただきました。

6月21日 NHK教育「高校講座-理科総合A・B」に大森正之教授が出演
6月21日(水) 午後3時00分~3時30分 NHK教育「高校講座-理科総合A・B」の学習内容タイトル「海で始まった生命」の回に、大森正之教授が出演し研究室が紹介されました。

6月20日 学術講演会を開催
英国ケンブリッジ大学 植物細胞生物学リーダー、 Paul Dupree博士をお招きし、6月20日(火)午後2時に「Identification and characterization of plant cell wall synthesis enzymes」と題して分子生物学科学術講演会を開きました。植物細胞壁多糖生合成機構における、ゴルジ体局在性糖転移酵素ならびに糖ヌクレオチド輸送体、グリコシルフォスファチジルイノシトール-アンカー (GPI-anchored) タンパク質の働きについて解説していただきました。

5月9日 越谷北高校での出張講義 
5月9日午後2時50分より、県立越谷北高校において、3年生対象の大学模擬講義が行われました。埼玉・東京・千葉の国・公・私立大学11大学の教員が参加して、全部で16の講義がそれぞれ90分間行われました。分子生物学科からは大西純一教授が「生命と地球の共進化」と題した講演を行いました。

4月12日 廃液処理施設見学 
分子生物学科2年次実験科目「基礎生化学実験」の第1回に、学生実験科目のガイダンスの一環として、学内にある「廃液処理施設」の見学に行きました。処理施設の奥墨勇さんから詳しい説明を受け、施設内を見学しました。廃液処理は、分子生物学科における学生実験・卒業実験にとっても、不可欠のものです。2年次になって実験科目を初めて受講する学生たちは、処理作業の重要性を実感し、また、自分たちが取り組むべき「廃液発生源における原点処理」の重要性を再確認しました。

4月10日 平成18年度分子生物学科新入生歓迎会 
新入生ガイダンス終了後、分子生物学科の教職員による新入生の歓迎会が理学部3号館にて開催されました。歓迎会に先立ち、理学部3号館内の実験設備・研究室や研究内容を教員が案内・説明する館内ツアーが行われました。歓迎会では軽食をとりながら懇話するとともに、新入生や教職員の自己紹介がたっぷりと時間をとって行われ、相互に親睦を深めました。

4月1日 粟井 光一郎 助手着任 
4月1日付けで粟井 光一郎博士が分子生物学科植物分子生理学研究室助手として着任しました。粟井助手はアメリカミシガン州のミシガン州立大学Christoph Benning教授のもと、博士研究員として植物葉緑体と小胞体間の脂質輸送や、ラン藻糖脂質合成経路の分子生物学的な研究に携わってきました。着任後は光合成生物の脂質合成の研究を中心に進めていく予定です。

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