研究業績 2022年度
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原著論文
- Hagihara T, Mano H, Miura T, Hasebe M, Toyota M (2022) Calcium-mediated rapid movements defend against herbivorous insects in Mimosa pudica. Nature Commun 13: 6412
- オジギソウは、接触や傷害といった刺激に敏感に反応し、葉を素早く動かすことで知られている。しかし、高速運動を引き起こす長距離シグナル分子や高速運動の生理学的意義は、長年明らかになっていなかった。我々は、カルシウムイオン(Ca2+)のバイオセンサーを発現するオジギソウを作出し、傷害によって発生したCa2+・電気シグナルが、運動器官である葉枕(ようちん)に到達した直後に葉の運動が起こることを見出した。また、薬理学的手法およびゲノム編集技術を用いて“おじぎをしない”オジギソウを作出し、バッタなどの昆虫を用いた食害実験を行ったところ、昆虫は動かないオジギソウの葉をより食害することが分かった。オジギソウは、食害を受けるとCa2+・電気シグナルを伝達させ、葉を高速で動かすことで昆虫から身を守っていると考えられる。(細胞情報:豊田)
- Suda H, Toyota M (2022) Integration of long-range signals in plants: A model for wound-induced
Ca2+, electrical, ROS, and glutamate waves. Curr Opin Plant Biol 69: 102270
- 植物では傷害刺激に応じて複数の葉の間で長距離カルシウムシグナルが伝播する。近年、生体イメージング技術の進歩により植物体全体でのカルシウムシグナルの時空間動態が可視化され、その背後にある分子メカニズムが明らかになりつつある。更に傷害刺激はカルシウムシグナルと並行して、膜電位、ROS、グルタミン酸シグナルを引き起こすことが明らかになってきた。本総説ではこれらの知見をまとめ、創傷刺激に応じた長距離カルシウムシグナル、電気シグナル、活性酸素シグナル、グルタミン酸シグナルを統合するモデルを紹介した。 (細胞情報:豊田)
- Toyota M, Betsuyaku S (2022) in vivo imaging enables understanding of seamless plant defense responses to wounding
and pathogen attack. Plant Cell Physiol 63: 1391-1404
- 植物は、昆虫による攻撃や病原菌の感染などの様々な環境ストレスに適応しながら生存している。 概して、これまでの植物科学における研究では、これらの異なるストレス応答を別々に分離して解析されてきた。本総説では、植物の傷害および病害ストレス応答が時空間的に相互作用するシームレスなものであることが、先進のイメージング技術によって明らかになってきたことを概説した。(細胞情報:豊田)
- Sakamoto T, Wei Y, Yuasa K, Nishiyama Y (2022) Recovery of photosynthesis after long-term storage in the terrestrial cyanobacterium Nostoc commune. J Gen Appl Microbiol 68: 169-174
- 陸生シアノバクテリアNostoc communeは乾燥状態で長く生存できる。本研究では、長期間にわたって乾燥保存したN. communeに水を添加して光合成や呼吸が回復するかどうか調べた。室温で8年以上保存した細胞では、光合成活性はほとんど復活しなかったが、呼吸活性は部分的に回復した。一方、マイナス20℃で15年以上保存した細胞は、水添加とともに光合成活性も呼吸活性も速やかに回復し、新たに採取したN. communeの活性とほぼ同じレベルにまで戻った。マイナス20℃保存のサンプルでは、カロテノイドやαトコフェロールの含有量が保持されていた。(環境応答:西山)
- Watanabe E, Kondo M, Md Moustafa K, Uemura M, Takahashi D*, Kawamura Y* (2022) Plasma membrane proteomic changes of Arabidopsis DRP1E during cold acclimation in association with the enhancement of freezing tolerance. Physiol Plant 173: e13820
- 植物の低温馴化過程における凍結耐性の上昇には、細胞膜の再構築が重要である。我々はこれまでに、シロイヌナズナにおいて、エンドサイトーシスを制御するDYNAMIN-RELATED PROTEIN 1E (DRP1E) の機能が、低温馴化時の凍結耐性の上昇に関連することを明らかにしている。DRP1Eは、低温馴化時の細胞膜組成の再構成に関与していることが予測される。本研究では、この仮説の妥当性を検証するために、drp1e変異によって引き起こされる細胞膜プロテオームの変化について調べた。その結果、低温馴化によるプロテオームパターンの変化が野生型とdrp1e変異体で異なることから、DRP1Eが低温馴化時の細胞膜の再構築に寄与していることが示唆された。(植物糖鎖:高橋大)
- Hasi RY, Ishikawa T, Sunagawa K, Takai Y, Ali H, Hayashi J, Kawakami R,
Yuasa K, Aihara M, Kanemaru K, Imai H, Tanaka T (2022) Nonspecific phospholipase C3 of radish has phospholipase D activity toward
glycosylinositol phosphoceramide. FEBS Lett 596: 3024-3036
- 植物固有の糖鎖付加型スフィンゴリン脂質GIPCを分解するホスホリパーゼDタンパク質をダイコンから精製し、決定したアミノ酸配列から本酵素をコードする遺伝子を初めて同定することに成功した。同定されたnonspecific phospholipase C3は、これまでグリセロリン脂質を基質とするホスホリパーゼCと考えられてきたが、大腸菌で発現させた組換えタンパク質を用いた生化学的解析により、実際にはGIPCを基質としてセラミド1-リン酸を生成するホスホリパーゼD活性を有することを報告した。スフィンゴ脂質の分解は、動物では様々なシグナルのトリガーとなることが知られている。今回同定した酵素の解析を進めることで、植物固有の脂質分解を起点とする情報伝達系の新規解明につながることが期待される。(植物環境科学:石川)
- Kikuchi A, Hara K, Yoshimi Y, Soga K, Takahashi D, Kotake T (2022) In vivo structural modification of type II arabinogalactans with fungal endo-β-1,6-galactanase
in Arabidopsis. Front Plant Sci 13:1010492
- アラビノガラクタン-プロテイン(AGP)は、植物の細胞表面に普遍的に存在するプロテオグリカンである。AGPは糖鎖構造に多様性があるが、共通してβ-1,3-ガラクタンを主鎖とし、ところどころに長いβ-1,6-ガラクタン側鎖を持っている。カビの一種であるTrichodermaから、この長い側鎖を特異的に壊す酵素の遺伝子を単離して遺伝子導入することで、植物生体内で長いβ-1,6-ガラクタン側鎖が特異的に破壊されるシロイヌナズナを作出した。この植物では生育不良に加えて、細胞壁のセルロース量の顕著な減少がみられ、AGPの糖鎖がセルロース合成に関わることが示唆された。(植物糖鎖:小竹・高橋大)
- Kato N, Iwata K, Kadowaki T, Sonoike K, Hihara Y (2022) Dual redox regulation of the DNA-binding activity of the response regulator
RpaB in the cyanobacterium Synechocystis sp. PCC 6803. Plant Cell Physiol 63: 1078-1090
- シアノバクテリアでは多くの遺伝子の発現が、光合成電子伝達鎖のレドックス状態に依存して制御されていることが古くから示唆されてきたが、その分子機構は解明されていない。本研究では、光合成電子伝達鎖のレドックス状態を人為的に変化させ、光合成遺伝子のマスター転写因子RpaBのリン酸化レベルとDNA結合活性への影響を調べることにより、光化学系Ⅱと系Ⅰのレドックス状態がそれぞれ独立に検知されて、RpaBの活性制御に関わっていることを明らかにした。(遺伝子発現制御:日原)
- Kawakami M, Matsuoka S (2022) Galactolipids from Arabidopsis thaliana can replace the function of glucolipids in Bacillus subtilis. J Gen Appl Microbiol 68: 54-61
- 枯草菌の細胞膜を構成する糖脂質はグルコースを含んでいる。植物由来のガラクトースを含む糖脂質合成酵素を枯草菌で発現させて 代替となるかを解析した。糖の種類に関係なく枯草菌内で植物由来糖脂質が機能することが示された。また、ガラクトースが一つ付加した 糖脂質が細胞膜の物質の透過性に関与することを明らかにした。(微生物脂質科学:松岡)
- Kuroiwa F, Nishino A, Mandal Y, Honzawa M, Suenaga-Hiromori M, Suzuki K, Takani Y, Miyagi-Inoue Y, Yamaguchi H, Yamashita S, Takahashi S, Tozawa Y (2022) Reconstitution of prenyltransferase activity on nanodiscs by components
of the rubber synthesis machinery of the Para rubber tree and guayule.
Sci Rep 12: 3734
- タンパク質科学研究室で確立した独自の膜タンパク質再構成システムの構築により、天然ゴムを生産する植物パラゴムノキおよびグアユールに由来する特定の2種類のタンパク質因子の組合せにより、天然ゴムの基本骨格となるポリイソプレンを合成する酵素の活性を試験管内で再現することに成功した。(タンパク質科学:戸澤)
- Nakamura R, Ogawa S, Takahashi Y, Fujishiro T (2022) Cycloserine enantiomers inhibit PLP-dependent cysteine desulfurase SufS
via distinct mechanisms. FEBS J 289: 5947-5970
- シクロセリンは、結核の治療などに用いられる抗生物質であり、D-体とL-体の2つの異なる光学異性体が知られています。今回、これら2つの異なるシクロセリン光学異性体が、鉄硫黄クラスター生合成系の1つであるSUFマシナリーのPLP依存性システイン脱硫酵素SufSに対し、それぞれ異なる機構で阻害作用を示すことを明らかにしました。この研究結果は、病原性微生物による感染症治療において、新たに鉄硫黄クラスター生合成SUFマシナリーのSufSを標的とする創薬の可能性を示すものです。(分子統御:高橋、藤城)
- Fujishiro T, Nakamura R, Kunichika K, Takahashi Y (2022) Structural diversity of cysteine desulfurases involved in iron-sulfur
cluster biosynthesis. Biophys Physicobiol 19: e190001
- 鉄硫黄クラスター生合成系のシステイン脱硫酵素の構造と多様性について、過去から最新の研究例まで、総説としてまとめました。システイン脱硫酵素に関する総説は様々ありますが、本総説は、システイン脱硫酵素の異なる2つのタイプ間の立体構造の違いに焦点を当てた、これまでにないユニークな内容となっています。(分子統御:高橋、藤城)
日本語総説
- 豊田正嗣(2022)「植物のグルタミン酸受容体を介した全身性傷害応答」 細胞 54: 15-18
- 植物が傷つけられたことを感じて、その情報を Ca2+シグナルとして全身に伝えるためには、グルタミン酸受容体が必要である。本総説では、動植物に保存されているグルタミン酸受容体を進化的な視点で概説し、植物の傷害感知・情報伝達機構について紹介している。さらに、植物の虫害抵抗性反応の中心的な役割を果たすジャスモン酸の生合成経路に関して、動物の発熱や疼痛を引き越すプロスタグランジンとの類似性に着目しながら生化学的に説明している。(細胞情報:豊田)
- 上村卓矢、豊田正嗣(2022)「植物の長距離・高速シグナルのリアルタイムイメージング」生物工学会誌 100: 363-366
- 傷害を受けた植物は、傷害局所から高速かつ長距離なシグナルを全身へと伝播させ、個体レベルで抵抗性反応を誘導することができる。当研究室では、傷害応答において植物体内を高速に伝播する Ca2+シグナルの可視化に成功し、その分子メカニズムの解明に取り組んできた。本総説では、 Ca2+バイオセンサーと当研究室で開発された広視野蛍光イメージングシステムを組み合わせることで得られた知見を概説し、また植物の長距離シグナル伝達機構に関する最新の知見も紹介している。本総説は生物工学会誌創立100周年記念企画「光がもたらす生物学の新たな革新」という特集内で掲載された。(細胞情報:豊田)
- 石川寿樹(2022)「リピドミクスによる植物GIPCの代謝研究」FOOD STYLE 2022年11月号
- (株)食品化学新聞社の依頼を受け、植物固有のスフィンゴ脂質であるGIPCに関する特集記事を執筆した。近年、スキンケア業界を中心にニーズが急成長しているセラミドの新たな供給源として、植物に豊富に存在する糖鎖付加型セラミドであるGIPCについて、抽出から化学分析にいたる最新技術を概説し、さらに植物の脂質代謝能力を活用した新たなセラミド産業の創出に向けた展望を紹介した。(植物環境科学:石川)
単行本
- Fujishiro T ‘Sirohydrochlorin nickelochelatase CfbA’ in “Encyclopedia of
Inorganic and Bioinorganic Chemistry” R.A. Scott (Ed.), eibc2815, 2022
- 無機化学、生物無機化学関係の新規化合物のオンライン百科事典の執筆依頼があり、我々の研究しているニッケルキラターゼCfbAの研究と、それに関連する最新の研究を、総説の形でまとめました。特に、これまでに報告された様々なキラターゼの立体構造比較から、キラターゼファミリーの分子進化やキラターゼの構造と機能の多様性の理解についての現状を記述しています。(分子統御:藤城)
学会発表
3月30日 慶応義塾大学で開催された 題46回アエロ・アクアバイオメカニズム学会で招待講演
- 発表者:豊田正嗣
題目:オジギソウの運動を引き起こす長距離・高速シグナルを見る
3月29日 東京海洋大学で開催された日本水産学会春季大会で研究発表
- 発表者:田村悠、湯浅光貴、紫加田知幸、小竹敬久、西山佳孝
題目:有害赤潮藻類Chattonella属の細胞表層多糖の構造と魚毒性の関係
3月20日 第16回原形質連絡勉強会で招待講演
- 発表者:豊田正嗣
題目:シンプラスト/ アポプラストを介した植物の長距離・高速シグナル
3月16日-18日 姫路で開催された第96回日本細菌学会総会で研究発表
- 発表者:大塚裕一
題目:細菌とファージの生存競争 [シンポジウムでの招待講演] - 発表者:佐々木優香、吉岡瑞貴、茂木優奈、大塚裕一
題目:大腸菌O157株がもつトキシン-アンチトキシン系 ECs3274-ECs3275の解析 [ポスター発表]
3月13日-17日 東北大学川内キャンパスで開催された第64回日本植物生理学会で研究発表
- 発表者:豊田正嗣
題目:シンプラスト / アポプラストのリソース配分イメージング [招待講演] - 発表者:高橋拓子、髙山健太、井須敦子、若林憲一、久堀徹、西山佳孝
題目:クラミドモナスPGRL1がPSI光防御に果たす役割 [口頭発表] - 発表者:小島俊太、西山佳孝
題目:強力なUV-A照射を用いた光化学系IIの光阻害解析 [口頭発表] - 発表者:恩田萌花、海發育実、出原太智、高市真一、西山佳孝
題目:光化学系IIの強光順化におけるカロテノイド配糖体の役割 [口頭発表] - 発表者:Pornpan Napaumpaiporn, Yoshitaka Nishiyama
題目:Improved capacity of photosystem II for minimizing photoinhibition via modification of translation and antioxidative systems in Synechocystis sp. PCC 6803 [口頭発表] - 発表者:岩田和宜、加藤直喜、門脇太朗、園池公毅、日原由香子
題目:光合成電子伝達鎖のレドックス状態に依存した転写因子RpaB のDNA結合活性制御機構の解明 [口頭発表] - 発表者:角田晴南、中村陸玖、日原由香子
題目:Synechocystis sp. PCC 6803 におけるパートナースイッチングホスファターゼの解析 [口頭発表] - 発表者:石川寿樹、髙野駿也、谷川梨瑚、藤原隆司、厚沢季美江、金子康子、日原由香子
題目:シアノバクテリアはアシル化プラストキノンを蓄積する [口頭発表] - 発表者:荒谷優里
題目:シロイヌナズナにおける緑の香り誘 導性カルシウムシグナルの可視化 [口頭発表] - 発表者:Megumi Miyagawa, Daisuke Takahashi, Toshihisa Kotake
題目:Function of KONAJC1 protein in the synthesis of L-ascorbic acid [ポスター発表] - 発表者:Sushan Chowhan, Tatsuya Kutsuno, Hiroto Handa, Toshihisa Kotake, Daisuke Takahashi
題目:Changes in soluble sugars and cell wall in wheat cultivars during cold acclimation [ポスター発表]
1月9日 オンラインで開催されたウイルス学若手研究集会2022で口頭発表
- 発表者:柴田惠子、高橋朋子
題目:ウイルス感染によるRNAサイレンシング促進因子TRBPの機能変換 - 発表者:森泉陽音、高橋朋子
題目:ウイルス感染によるTRBPの相互作用タンパク質の変換
12月9日-10日 かずさアカデミアホールで開催された「藍藻の分子生物学2022」で研究発表
- 発表者:日原 由香子
題目:シアノバクテリアはトリアシルグリセロールを蓄積するか [招待講演] - 発表者:岩田 和宜、加藤 直喜、門脇 太朗、園池 公毅、日原 由香子
題目:光合成電子伝達鎖のレドックス状態に依存した転写因子RpaBのDNA結合活性制御機構の解明 [ポスター発表] - 発表者:中村陸玖、立花将伍、日原由香子
題目:シアノバクテリア Synechocystis sp. PCC 6803 のパートナースイッチング 制御系が強光順化応答に果たす役割 [ポスター発表] - 発表者:谷川梨瑚、石川寿樹、髙野駿也、辻季美江、金子康子、日原由香子
題目:シアノバクテリアにおける中性脂質蓄積の解析 [ポスター発表] - 発表者:小島俊太、西山佳孝
題目:強力なUV-A照射による光化学系II光阻害機構の解析 [ポスター発表] - 発表者:恩田萌花、海發育美、出原太智、高市真一、西山佳孝
題目:光化学系Ⅱの強光耐性におけるカロテノイド配糖体の役割 [ポスター発表] - 発表者:Pornpan Napaumpaiporn, Yoshitaka Nishiyama
題目:Effects of reinforced translation and antioxidative systems on photoinhibition of photosystem II in Synechocystis sp. PCC 6803. [ポスター発表]
11月30日-12月2日 幕張メッセで開催された第45回日本分子生物学会で研究発表
- 発表者:豊田正嗣
題目:オジギソウの機械刺激応答性シグナル伝達 [招待講演] - 発表者:高橋朋子 [ワークショップ「ノンコーディング核酸配列情報が教える分子相互作用と細胞状態・その変容」のコオーガナイザー兼指定演者として口頭発表]
題目:ヒトでもRNAによるRNAを標的とした免疫は機能するのか? - 発表者:森泉陽音、柴田惠子、尾野本浩司、米山光俊、程久美子、高橋朋子
題目:ウイルス感染によるTRBPのプロセシングがRNAサイレンシング活性に与える影響 [ポスター発表] - 発表者:仲野亜美
題目:ランダムドメイン挿⼊法を⽤いたGFP型植物ホルモンセンサーの開発 [ポスター発表]
11月28日-12月3日 神戸で開催された国際会議10th Asian Biological Inorganic Chemistry Conference (AsBIC10)で研究発表
- 発表者:Takashi Fujishiro
題目:Structural analysis of class II hybrid cluster protein (HCP) from Escherichia coli [招待講演] - 発表者:Shoko Ogawa, Masahide Hikita, Yuuma Oyamada, Takashi Fujishiro
題目:Structures of nickelochelatase CfbA with non-physiological porphyrinoids [ポスター発表] - 発表者:Kouhei Kunichika, Ryosuke Nakamura, Takashi Fujishiro, Yasuhiro Takahashi
題目:Structural basis for biosynthesis of a [4Fe-4S] cluster from two [2Fe-2S] clusters on the IscU enzyme in ISC machinery [ポスター発表]
11月19日-20日 奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~で開催された国際シンポジウム
「International symposium on "Plant-Structure-Optimization”」で招待公演
- 発表者:Daisuke Takahashi, Kazuma Sasaki, Tatsuya Kutsuno, Takuma Kikuchi, Kouichi Soga, Toshihisa Kotake
題目:Cell wall changes during cold and deacclimation in association with freezing tolerance and growth
11月18日 奈良で開催されたInternational symposium on Plant-Structure-Optimizationにて招待講演
- 発表者:豊田正嗣
題目:Calcium-based rapid defense movements in Mimosa pudica
11月12日 オンラインで開催された第2回日本ファージセラピー研究集会で口頭発表
- 発表者:寺﨑陽香、須賀晶代,、川口麻里奈、米崎哲朗、大塚裕一
題目:ファージ尾繊維と大腸菌レセプター分子 OmpC の相互作用
11月9日-11日 名古屋で開催された第95回日本生化学会大会で研究発表
- 発表者:藤城 貴史、小山田 勇真、小川 翔子
題目:基質選択性の改変に向けた鉄キラターゼSirBの活性部位の分子設計 [ポスター発表] - 発表者:大塚 穂乃、中村 亮裕、小川 翔子、藤城 貴史、高橋 康弘
題目:2つの異なるタイプのシステインデスルフラーゼと基質類似分子との反応 [ポスター発表] - 発表者:村上 太一、村田 真耶、藤城 貴史、高橋 康弘
題目:メタン生成古細菌のSufB2C2複合体は鉄硫黄クラスター生合成系SUFマシナリーのプロトタイプである [ポスター発表] - 発表者:槇 千智、室賀 直来、寺畑 拓也、島田 侑希乃、國近 航平、中村 亮裕、藤城 貴史、高橋 康弘
題目:鉄硫黄クラスター生合成に関わるSUF、SUF-like、ISC系の硫黄供給システムの酸化ストレス耐性の比較 [ポスター発表]
11月9日 岡崎で開催された 2022年度 生理学研究所研究会「極限環境適応」で招待講演
- 発表者:豊田正嗣
題目:オジギソウの虫害防御運動を誘発するCa2+/電気シグナル
10月29日 千葉大学松戸キャンパスで開催された第20回微生物研究会でポスター発表
- 発表者:島田柚樹、高橋直生、松岡聡
題目:枯草菌sigIの転写制御におけるリポテイコ酸合成酵素の相互作用解析 - 発表者:岡戸智明、松岡聡
題目:枯草菌糖脂質欠損株における細胞膜透過性異常の原因遺伝子の網羅的解析
10月22日 オンラインで開催された東京大学柏キャンパス一般公開「植物と昆虫の切っても切れない関係」で招待講演
- 発表者:豊田正嗣
題目:なぜ・どうやってオジギソウは葉を動かすの?
10月19日-21日 北海道大学で開催された第15回セラミド研究会学術集会・第16回スフィンゴテラピィ研究会合同年会で招待講演
- 発表者:石川寿樹
題目:植物GIPCの構造多様性と代謝機構:リピドミクスからのアプローチ
10月11日-13日 大阪大学銀杏会館で開催されたRNAフロンティアミーティング2022で口頭発表
- 発表者:柴田惠子、森泉陽音、米山光俊、程久美子、高橋朋子
題目:RNAサイレンシング因子によるインターフェロン応答制御機構の解明
9月28日-30日 函館で開催された第60回日本生物物理学会年会で研究発表
- 発表者:藤城 貴史
題目:Actions of two distinct types of PLP-dependent cysteine desulfurase enzymes with substrate L-cysteine and inhibitors [招待講演] - 発表者:小川 翔子、小山田 勇真、引田 理英、藤城 貴史
題目:Structural insights into porphyrinoid substrate selectivity of chelatase CfbA [ポスター発表] - 発表者:仲野亜美
題目:ランダムドメイン挿入法を用いた FRET 型植物ホルモンセンサーのスクリーニング [ポスター発表]
9月28日-29日 ドイツのライプツィヒで開催された SCyCode FOR 2816 Symposium "The Autotrophy-Heterotrophy Switch in Cyanobacteria" で招待講演
- 発表者:Yukako Hihara
題目:Dual redox regulation of the DNA-binding activity of the response regulator RpaB in the cyanobacterium Synechocystis sp. PCC 6803 [オンライン講演]
9月26日-28日 博多で開催された錯体化学会第72回討論会で研究発表
- 発表者:Kouhei Kunichika, Ryosuke Nakamura, Takashi Fujishiro, Yasuhiro Takahashi
題目:Structural insights into biosynthesis of a [4Fe-4S] cluster via coupling of two adjacent [2Fe−2S] clusters in the IscU enzyme [ポスター発表]
9月17日-19日 京都で開催された日本植物学会第86回大会で研究発表
- 発表者:川合真紀、白朝木日楽格、宮城敦子
題目:植物の環境応答におけるNAD(P)(H)バランス制御 [招待講演] - 発表者:鈴木沙也加、田中雅美、宮城敦子、石川寿樹、山口雅利、川合真紀
題目:C4種Flaveria bidentisの葉緑体型NADキナーゼ(FbNADK2a,FbNADK2b)の機能解析 [ポスター発表] - 発表者:菊地愛菜、西垣南歩、小野真央、石水毅、 Tsai Wen-Chieh、Yeh Chuan-Ming、高橋大輔、小竹敬久
題目:デンドロビウムのグルコマンナンのアセチル化に関するTBLファミリータンパク質 - 発表者:樋口慶太、曽我康一、金子康子、 九鬼寛明、高橋大輔、小竹敬久
題目:ペクチンのアラビナン側鎖の細胞接着における役割
9月14日-16日 鶴岡で開催された第16回メタボロームシンポジウムで招待講演
- 発表者:石川寿樹
題目:メタボロミクス研究からみえてきた植物スフィンゴ脂質の分子機能と代謝制御
9月14日-16日 北海道大学工学部で開催された日本遺伝学会第94回大会でポスター発表
- 発表者:石崎裕介、松岡聡
題目:大腸菌Rcs シグナル伝達系を担うタンパク質間のin vitro 相互作用解析 - 発表者:上田聖、松岡聡
題目:枯草菌SigX の活性化機構の解析 - 発表者:島田柚樹、高橋直生、松岡聡
題目:枯草菌sigIの転写制御におけるリポテイコ酸合成酵素の相互作用解析 - 発表者:岡戸智明、松岡聡
題目:枯草菌糖脂質欠損株における細胞膜透過性異常の原因遺伝子の網羅的解析
9月12日-13日 大阪で開催された第39回日本植物バイオテクノロジー学会で研究発表
- 発表者:関口颯、堺剛平、藤井達也、川越優衣、檜垣匠、宮城敦子、石川寿樹、川合真紀、山口雅利
題目:KNOX転写因子KNAT7の欠損変異体における道管形状異常の原因解明 - 発表者:藤澤りみり、清水悠裕、坂本真吾、光田展隆、宮城敦子、石川寿樹、川合真紀、山口雅利
題目:繊維細胞分化のマスター因子の発現制御機構解析 - 発表者:鈴木雄介、宮城敦子、山口雅利、川合真紀、石川寿樹
題目:有用セラミド生産法の開発に向けたスフィンゴ糖脂質糖転移酵素欠損変異体の解析
9月11日-13日 大阪府立大学で開催された第39回日本バイオテクノロージ学会シンポジウムで招待講演
- 発表者:須田啓
題目:非モデル植物ハエトリソウを形質転換する ~その条件検討と手法の構築
9月8日-9日 神奈川大学で開催された2022年日本電気化学秋季大会で招待講演
- 発表者:豊田正嗣
題目:植物の全身を高速伝播する電気化学シグナル
9月5日-8日 オンラインで開催された2022年度日本建築学会大会で口頭発表
- 発表者:上村卓矢、豊田正嗣
題目:広視野Ca2+イメージングを用いた植物の力学的刺激受容の可視化
9月5日-6日 オンラインで開催された第9回ファージ研究会で研究発表
- 発表者:寺﨑陽香、大塚裕一
題目:ファージ尾繊維とレセプター分子OmpCの相互作用 - 発表者:劉可、大塚裕一
題目:ファージがコードするトキシン-アンチトキシンシステムhokW-sokW の発現制御 - 発表者:滝田彩耶、大塚裕一
題目:大腸菌AbpAとAbpBによる抗ファージ作用に関連する因子の探索
8月9日 北里大学で開催された日本プロテオーム学会2022年大会で招待講演
- 発表者:野村 勇太
題目:ヒト由来のプロテオームとトランスクリプトームのオープンデータを活用した ポリシストロニックな真核型mRNAの探索とその翻訳制御についての考察
7月11日-21日 ベルリンで開催された6th International Conference on Plant Vascular Biologyで招待講演
- 発表者:豊田正嗣
題目:Calcium-based rapid defense movements in Mimosa pudica
6月25日-26日 オンラインで開催された第67回低温生物工学会で口頭発表
- 発表者:久津野達也、小竹敬久、高橋大輔
題目:シロイヌナズナの低温馴化および脱馴化過程における細胞壁変化の統合的解析
6月13日-17日 アメリカ・ミシガン州で開催された第9回 Cell Wall Research Conferenceで研究発表
- 発表者:Daisuke Takahashi, Kazuma Sasaki, Tatsuya Kutsuno, Kim Johnson, Arun Sampathkumar, Antony Bacic, Ellen Zuther, Kotake Toshihisa
題目:Cold acclimation process induces accumulation of pectic galactan, which enhances freezing tolerance - 発表者:Naho Nishigaki, Aina Kikuchi, Mao Ono, Daisuke Takahashi, Takeshi Ishimizu, Toshihisa Kotake
題目:Acetylated glucomannan in Dendrobium catenatum
6月7日-9日 つくばで開催された第22回日本蛋白質科学会年会で口頭発表
- 発表者:小川翔子、小山田 勇真、引田 理英、藤城 貴史
題目:祖先型キラターゼCfbAの基質選択性の構造に基づく理解
5月20日-21日 オンラインで開催された第12回日本光合成学会で口頭発表
- 発表者:中村陸玖、立花将伍、日原由香子
題目:シアノバクテリア Synechocystis sp. PCC 6803 のパートナースイッチング 制御系が強光順化応答に果たす役割 - 発表者:小島俊太、西山佳孝
題目:強力なUV-A照射を用いた光化学系IIの光損傷機構の解析
5月19日 オンラインで開催されたPhysiologia Plantarum joint seminar with the Scandinavian Plant Physiology Society (SPPS)で招待講演
- 発表者:Daisuke Takahashi
題目:Contribution of galactan to the mechanism of plant adaptation to freezing